「最近の若いヤツは…」と言う大人に、たいしたヤツはいない

「最近の若いヤツは…○○」

と言ってくる大人が、あなたの周りにもいるでしょうか。

 

「最近の若者は、とてもエネルギーがあって素晴らしいよね!」

と、褒めてくれるような、ポジティブな使い方なら大歓迎ですが…

 

「最近の若いヤツはスマホばかりいじりやがって」

「最近の若いヤツは気合と根性が足りない」

「最近の若いヤツは何を考えているか分からない」

このうような、ネガティブな発言で使われるのが8割だと思います。

 

でも、このような発言をする大人の方が、たいしたことないと僕は思っています。

「最近の若いヤツは…」

この言葉をキーワードに、僕が考えていることをぶつけていこうと思います。

 

目次

「最近の若いヤツ」と、ひと括りにするな!

そもそも「最近の若いヤツ」と、ひと括りにする時点でおかしいと思います。

 

”最近の若いヤツ”

・男性もいれば、女性もいる

・平社員もいれば、社長もいる

・サラリーマンもいれば、ニートもいる

・脱サラ海外リーガーもいれば、日本のJリーガーもいる

・エリートもいれば、落ちこぼれもいる

 

このように、ひと括りにすること自体、無理があります。

その発言をする大人の方が、最近の若いヤツと、しっかり1人の人間として向き合っていない証拠ですね。

その人に対して、リスペクトが欠けた発言だと思います。

年齢が年下とか年上なんて、関係ないこと。

最近の若いヤツでも、凄いヤツは沢山居る。

自分より若いヤツから、学ぶことも沢山あります。

 

僕自身、サッカーという括りで考えてみても、年下の選手達からは学ぶことばかりです。

「そういうキックのやり方もあるのか!」

「この状況でも、そこにパスを出せるのか!」

「その体勢からでも、シュートを打てるのか!」

※年下の選手が大半だったタイ時代。彼らから沢山のことを学びました。

 

年下とか年上は関係なく、その人の良い部分を素直に認めて、それを吸収できる人。

これが、サッカー界でも結果を残している選手だと感じています。

これは、サッカーに限らず、他のスポーツやビジネスの世界でも同じことが言えるのではないでしょうか。

 

逆に、「最近の若いヤツは…」と言っている大人は、自らこの成長できるチャンスを捨てている人です。

そのビッグチャンスにすら気付けていない人間なので、僕はたいしたことない大人だな~と思っています。

(揉め事は嫌いなので、一応「はい」とは言いますが、僕の心の中はこんな感じです。ブラック大津で、すみません。)

 

見た目はスマホ、中身はガラケー

次に思うこと。

「最近の若いヤツは…」と発言する大人は、スマホで言うところの、”アップデートされていない”証拠だと思います。

 

この発言の裏には「オレの時代はこうだったのに…」が隠れています。

例えば、

「オレの時代は、部活で水が飲めないなんて当たり前だったけど、そのおかげで根性がついた。でも、最近の若いヤツはすぐに音を上げる。根性が足りない!」

と言う大人が居たとしましょう。

 

激しい運中に水を飲まないと、まずはパフォーマンスが下がります。

肉体の約60パーセントは水分だからです。

もし身体が脱水症状を起こせば、最悪の場合、死を迎えるケースもあります。

科学的に証明されている事実です。

 

しかし、上記のような発言をする大人が部活の顧問だった場合…。

最悪、死亡事故を起こす可能性が増えます。

『水を飲まずに辛い練習に耐えることで根性が付く』

という固定概念に捉われているからです。

時代が変わり、根性論だけでは済まされない事実があるにも関わらず、アップデートされていない証拠ですね。

仮に、頭でその事実を分かっていても、実際には炎天下で走らせまくっているような大人が居た場合も、同じくアップデートされていないのと一緒です。

「頭で分かっている」って、凄く都合が良い言葉ですね。

でも、行動が伴っていなければアップデートされていないのと一緒。

昔の固定概念が抜けない。って、実は物凄く恐ろしいことです。

 

見た目は最新のスマホなのに、中身の機能はガラケー。みたいな感じです。

 

極端な例を挙げましたが…

見た目だけ大人で、中身が伴っていない人間なので、僕はたいしたことないな~と思っています。

 

ゆとり世代を舐めんなよ!

「最近の若いヤツは…」と言う大人に言いたいです。

「最近の若いヤツ」を作り上げたのは、あなたたち、大人の方です。

 

僕は平成元年生まれ。

いわゆる”ゆとり世代”です。

「ゆとり教育は失敗だった…」と言っている人もいるみたいです。

そのせいか、どうやら今は、脱ゆとり教育が行われているそうです。

 

ちょっと待て!

オレらが子供の時、ゆとり教育を選んだ覚えは無い!!

その時の大人たちが、勝手にゆとり教育にしただけです。

この事実が代表するように、生まれてくる子供は、時代を選べません。教育を選べません。

 

 

僕らの世代は…

・生まれてすぐ、バブルが弾けた

・TVを見れば、”不況だ!”ってニュースキャスターが毎日言っている

・僕らが歳をとった時に、少子高齢化の負の遺産が降りかかってくる

・日本は駄目だ!って言って、偉い大人たちが毎日国会で喧嘩している

・就活する時にリーマンショックが起きて、就職氷河期になった

・同時に東日本大震災が起きて、更に就活が大変になった

・頑張って就職したのに、ゆとり世代だから使えないと言われた

 

上記のようなことが、自分達の選択した覚えの無いところで、降りかかってきた事実。

僕らが子供の時、その時の大人が選択した結果が、いまの自分達です。

社会に出た途端、「最近の若いヤツは…」という言葉で括られることに、僕は心底腹が立っていました。

(今はそれを、自分のパワーに変える術を手に入れました。逆に、ありがとう!です。)

 

以上をまとめると、「最近の若いヤツは…」と発言する大人は、自分の責任を他人に押し付けてくるような人間なので、僕はたいしたことないな~と思っています。

 

自己肯定感が低いことが原因のひとつ

上記のような理由で、「最近の若いヤツは…」と言う大人に、たいしたヤツはいない!

と、僕は思います。

 

しかし、このセリフ…

どうやら僕らが生まれてくる前から、ずっと言われているようです。

さかのぼれば、5000年前に書かれたとされるエジプトの象形文字にも、このセリフが刻まれていたそうです。

その事実が代表するように、時代は同じことを繰り返しています。

なので、「最近の若いヤツは…」と言う大人も、きっと若い時に同じことを言われて育ったのでしょう。

 

部活で例えると、1年生の時に上級生からいじめられてたヤツが、3年生になった途端に1年生をいじめるのと一緒です。

でも皆さん、思い返してみてください。

そいういヤツほど、たいしたことない。

そういうヤツほど、サッカーも下手。

自分が嫌だったことを、嫌なことでしか還元できない、痛いヤツです。

ねっ!たいしたことないでしょ!?

 

僕が分析するに、そういう人は自己肯定感が低い。

自分のことを、自分で大切にできていない人です。

詳しく説明していきます。

 

欠乏感だらけの人

「最近の若いヤツは…」と発言する人は、欠乏感だらけの人です。

■欠乏感

量や質が不十分だと感じる心情を意味する表現

出典:weblio辞書

 

要は、様々なことに心が満たされていない状況です。

本当は、人から認められたい欲求が強い人。

その人たちは、なぜ人から認められなければならないのか…

 

①自己肯定感が低く、自分で自分のことが認められない。

②その為、自分の人生を他人に委ねている状態

③他人に委ねているので、他人からの承認が無ければ幸せを感じられない

以上、負のステップを踏みます。

 

結果、「最近の若いヤツは…」という、他人を傷つける発言をする。

 

ざっくり言うと、こういうメカニズムで発言しています。

 

自己肯定感が、全てを解決してくれる

僕が、自己肯定感を大切にしていることは、今までのブログを読んで頂いた方には十分伝わっているかと思います。

 

■サッカー日本代表のW杯優勝と自己肯定感

■プロサッカー選手を目指す人必見!サイヤ人の自己肯定感

※自己肯定感に関するブログ

 

「最近の若者は…」とネガティブな発言をしてくる大人は、その自己肯定感を下げてくる天敵です。

なので、僕が幸せな人生を送りたいと思っているのに、邪魔をしてくる人とは、なるべく距離を置きたい。

その選択をしたいから、この場で自分の思っていることを発信させていただき、この発言をする者とは極力距離を置こうと考えた次第です。

 

全ては、幸せな人生の追求を実現するため。

このことに基づいて発信しています。

もっと簡単に言うと、自己肯定感が高い状態でいたいからです。

きっと、この自己肯定感が、サッカーでも人生でも大きな幸せ(結果)に繋がる。

と、信じているから。

一度きりの人生を、思う存分楽しみたいから。

 

「最近の若者は…」という発言だけにフォーカスしてみても、この自己肯定感に繋がります。

それぐらい、自分を自分で認めてあげることって、とても大切なことです。

ぜひ、このブログを読んでくれているあなたも、Special Oneと一緒に自己肯定感を高めていきましょう!

きっと、「最近の若者は…」などと発言する前に、やるべきことが沢山あるはずです。

 

※自己肯定感を高めたい方にオススメの一冊

 

言いたいことは意外とハッキリ言う、脱サラ海外リーガー

大津一貴

About The Author

大津 一貴
夢を諦めて一般企業へ就職するも、22歳でがんを患い生き方を改める 。その後、脱サラして海外でプロサッカー選手に。モンゴル1部・FCウランバートル所属。1989年10月25日生まれ、北海道出身。

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