
- これから海外リーグへ挑戦を検討している選手
- モンゴルリーグに興味がある選手
是非、今回の記事を読み進めて下さい。
こんにちは、大津です。
以前、私はTwitterで下記の内容をつぶやきました。
モンゴルでプレーする利点の1つは、綺麗な映像が手に入ること。
1部リーグは全試合TV中継があるので、質の良いプレービデオ(PV)を作れる。
日本人選手の需要も高く、経歴のない選手にもチャンスあり。
モンゴルでキャリアをスタートさせて、他国にステップアップした選手も多数います。 pic.twitter.com/vN5LwTV8Mu
— 大津一貴 / KAZUTAKA OTSU (@kazuuu02) September 17, 2021
モンゴルリーグでプレーするメリットの1つに、「綺麗な映像を手に入ること」が挙げられます。
その他にも
- 「プロ契約のチャンスがある」
- 「国の1部リーグでプレーできるチャンスある」
- 「国際大会出場のチャンスがある」
- 「他国へステップアップできる可能性がある」
などが考えられます。
そこで今回は、現地のチームと5シーズン(2021年現在)契約を結んでプレーしてきた私が、「モンゴルリーグでサッカーをするメリット5つ」を、ご紹介します。
目次
プロ契約のチャンスがある
コロナ禍であるにも関わらず、2021年のモンゴルリーグでは「13人」の日本人選手がプレーしました。
また、コロナウイルスが流行する前年の2019シーズンには、20人以上の日本人選手が各チームに所属しており、近年は日本人選手の需要が多いリーグとなっています。

その選手達の中には、日本ではプロになれず、アマチュアカテゴリーでの経歴しか無かった選手も多数います。
何を隠そう、私自身もその一人。
大学卒業後、プロサッカーになる夢を諦めて一般企業に就職。
その後、「もう一度プロサッカー選手の夢に挑戦したい」と決意し、東京都社会人リーグでのプレーを経て、2015年にモンゴルリーグのチームと契約。
25歳の時に、人生で初めて「お金」を貰ってサッカーをプレーしました。
このように、「キャリアが無い選手にもプロ契約のチャンスがある国」と言えるでしょう。
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ちなみに…
モンゴルリーグには「外国人選手枠」が存在します。
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内訳は下記の通り
1チームあたり、
- 登録枠4人(外国籍選手3人+アジア枠1人)
- 出場枠4人(外国籍選手3人+アジア枠1人)
※2021年シーズンの規定であり、今後変更される可能性も考えられます。
日本人選手は「外国籍」「アジア枠」両方にカウントされます。
※2021年現在、外国籍の「GK」はプレーできません(今後変更される可能性も考えれます)

国の1部リーグでプレーできるチャンスがある
2021年現在、モンゴルリーグは1〜3部までのカテゴリーに分かれており、各カテゴリー10チーム前後でリーグ戦が繰り広げられます(その年によってチーム数の変動あり)
その中でも、多くの日本人選手がプレーしているのは「モンゴルプレミアリーグ(1部リーグ)」です。
正直なところ、外国人選手を獲得できる資金のあるチームは、2部、3部リーグのチームには数える程しか存在しないのが現状です。
そのため、ほとんどの外国人選手が1部リーグでプレーする結果になっています。
※2021年シーズンは1部リーグが「11人」、2部リーグが「2人」、日本人選手がプレーしました。
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国のトップカテゴリーでプレー出来ることは、大きなメリットが存在します。
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例えば、モンゴルで活躍した後に他国へ移籍を検討する際、国の1部リーグでプレーしている「経歴」は大きなメリットです。
2021年10月現在、モンゴルはFIFAランキング184位の国なので、モンゴルから直接Jリーグへ移籍する事は、今のところ現実的ではないかもしれませんが…
東欧や北欧の「ヨーロッパ」、東南アジアや南アジアなどの「アジア」のリーグに、モンゴルリーグから移籍を果たした日本人選手が居るのも事実です。
そこから更にステップアップを目指し、「Jリーグへの逆輸入」「海外高待遇クラブとの契約」などは、決して不可能な道筋ではないと感じています。
その他にも
- 映像(綺麗なプレービデオが作れる)
- 国際大会出場(リーグ戦の優勝チーム)
など、国の1部リーグでプレーするメリットは多数あるので、FIFAランキング等に関わらず、モンゴルで自らの可能性に賭ける日本人選手が増え続けています。
綺麗な映像が手に入る
1部リーグでは、毎試合テレビ局による中継が行われています。
その為、自分のプレービデオ(以下:PV)を作成する時、綺麗な素材で編集することが可能です。
昨今のコロナウイルス感染拡大の影響により、大学生や高校生の選手も、進学先やプロのチームへ自分を売り込むためにPVを作成する選手が増えました。
海外リーグでの移籍も同様に、ステップアップを望む場合はPVが必須となります。
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その際、ホームビデオのような画質の悪い映像では、チーム側も相手にしてくれないことがあります。
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私が所属していたモンゴルのクラブでも、移籍期間に「PVの質が悪いから良い選手じゃない」と言って、マネージャーがその選手を獲得候補から切り捨てていました。
それぐらい、映像の「質」は非常に重要です。
もちろん、その選手が良い選手である事が前提ですが「良いPVを作成できること」も、モンゴルでプレーする事のメリットです。
※2021年シーズンのPVです。
国際大会出場のチャンスがある
モンゴル1部リーグの優勝クラブには、「AFCカップ(アジア諸国による国際大会)」への出場権が与えられます。
Jリーグの上位クラブが出場する「AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)」の、1つ下のカテゴリーに値する大会です。

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ヨーロッパで例えるなら…
- ACL = UEFAチャンピオンズリーグ(CL)
- AFCカップ = UEFAヨーロッパリーグ(EL)
このように表記すれば、AFCカップの位置付けが少し深まったでしょうか?
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まだまだ日本では知られていない大会ですが、紛れもなく「国際大会」であり、各国のリーグを代表するクラブによる試合が開催されます。
AFCカップに出場して活躍すれば、他国のクラブに引き抜かれる可能性もあるでしょう。
また、国際大会に出場すること自体が大きな経歴となり、「移籍」にも大きく関わります。
このようなチャンスが、モンゴルリーグには存在しています。
他国へステップアップできる可能性がある
モンゴルリーグで活躍し、他国へ移籍した日本人選手がいます。
🔸橋口倫人選手(FW・MF)
2018・19年:アスレティック220FC
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- 2020年:ムクチョッダ・サンサドKS(バングラディシュ1部)
- 2021年:FK・バンガ(リトアニア1部)
🔸遠藤幹人選手(DF・MF)
2018・19・21年:SPファルコンズ
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- 2020年:アーミーFC(カンボジア1部)
また、モンゴル国内で評価を上げて、同国でプレーし続ける選手もいます。
🔸佐々木瑞穂選手(DF)
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- 20015年:FCウランバートル
- 2016・17年:セレンゲプレス
- 2018年:デレンFC
- 2019年:BCHライオンズ
- 2020年:FCウランバートル
- 2021年:BCHライオンズ
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この他にも様々な日本人選手が、モンゴルでプロキャリアをスタートさせています。
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モンゴルリーグでサッカーをするメリット5つ
- 「プロ契約のチャンスがある」
- 「国の1部リーグでプレーできるチャンスがある」
- 「綺麗な映像が手に入る」
- 「国際大会出場のチャンスがある」
- 「他国へステップアップできる可能性がある」
以上の5つです。
2022年シーズンのモンゴルリーグも、日本人選手をリクエストするクラブは多数あることが予想されます。
もちろん、本当に契約できるかどうかは、その選手の実力やタイミング次第です。
ただ、私は現地で長年プレーしてきたので、色々と相談に乗ることはできると思います
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モンゴルリーグに「興味のある選手」や「プレーしたい選手」は、
- 名前
- 生年月日
- ポジション
- サッカー経歴
を明記の上、下記の問い合わせフォームから連絡してみて下さい。
”本気”の選手には、「少しでも力になりたい」と思っている次第です。
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