Smile , Enjoy

Smile , Enjoy

今回ニュージーランドに来て、求めてた理想からは大きくかけ離れた結果が残った。
本当はあと半年、トップリーグで勝負と思っていた。
でも、チームが決まらなかったのでこれから帰国します。

思い返すと半年間色々あったけど、まだまだ自分の実力不足ということなのだろう。

NZ出発する日に、トライアルを受けたチームの開幕戦を観戦。

試合を観ていて『自分がこの中に入ってもやれるだろう!』と思った半面、入場料を払ってグラウンドの外から試合を観ていた自分が居たのが事実。

この現実をしっかり受け入れて、次の挑戦へ挑もう。

ただ、全く落ち込んでいない。

むしろ、早く次の挑戦をしたくてうずうずしている。
その理由の1つは、この国に来て人生においてとても大切なことを学ばせてもらったからだ。
「Smile Enjoy」
初試合の時、途中交代でピッチに出る時に監督のニールからかけてもらった言葉。
正直、初めて試合に出る前はちょっと緊張してて、そのまま試合に出てたら気合が空回りして上手くプレーできなかったと思う。

でも、その言葉で肩の荷がすっと降りて、ニールの言う通り試合を楽しむことができた。

ゴールを決めて、心の底から笑えた。

 

きっと、サッカーも人生も一緒なんだと思う。

この国に来て出会ったキラキラした人達は、みんな笑顔が素敵で、人生をとても楽しんでいるように見えた。

そのキラキラしてる人達と関わっていると、なぜか自分も幸せな気持ちになる。

もしかしたら、みんなそれぞれ過去に辛いこととか、今も問題を抱えてたりしてるのかもしれないけど、笑顔で過ごしているからキラキラしてるし、幸せを振りまいて、更に自分も幸せになってるんじゃないかと感じた。

どんなに辛いことや苦しいことがあったとしても、常に「Smile,Enjoy」を忘れなければ、自然と幸せな人生を過ごす事ができるんだと思う。

サッカーも一緒で、今は現役だからプレーできることをを心の底から楽しんで、何事にも笑顔で取り組めば、自然と結果はついてくるだろう。

この姿勢でこれからも一歩ずつ前進すれば、今度は入場料を支払わずにあのピッチの上に立てるはずだ。

これから先は、まだどうなるか何も決まっていないけど、人生をEnjoyしてSmileで日々を過ごしたいと思います。

もういい歳なのに、なに綺麗事言ってるんだ!って思われるかもしれませんが、今回ニュージーランドに来て、この2つが人生においてとても大切なことだと本気で感じました。
また今日から少しずつ成長していくだけです!

About The Author

大津 一貴
夢を諦めて一般企業へ就職するも、22歳でがんを患い生き方を改める 。その後、脱サラして海外でプロサッカー選手に。モンゴル1部・FCウランバートル所属。1989年10月25日生まれ、北海道出身。

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