サッカーに必要な『メンタルの強さ』とは?(前編)

サッカーに必要な『メンタルの強さ』とは?(前編)

現在、僕が所属するFCウランバートルは7位という順位。

直近3試合は勝ち星から見放されており、お世辞にも良い状況とは言えません。

このような状況の中、外国人選手として、または1人の選手として、求められる要素の1つが”メンタルの強さ”です。

しかし、頻繁に日常で登場する「メンタル」という言葉。

多くの場面で使われる割に、”強いメンタル”の定義を上手く説明できる人は、意外と少ないのではないでしょうか。

今回のブログは、強いメンタルの発揮方法と、メンタルの真の姿についてです。

 

目次

強いメンタルはなぜ必要?

 

そもそも、なぜ強いメンタルが必要なのか…

それは、自分が望む結果を出すために『本番で自分の持っている力を100%発揮したい!』からです。

今の自分の状況に当てはめると、優勝という結果を目指す過程で、勝ち点3(=勝利という結果)を積み上げてチームの順位を上げる必要があるので、試合本番で自分の力を100%発揮したいからです。

サッカーだけではなく、野球やバスケットボールという団体競技、または陸上やテニスといった個人競技においても全て一緒です。

もっと言うと、「仕事で成果を残したい」というビジネスシーンでも一緒です。

『ここぞ!』の場面で、最高のパフォーマンスを発揮できるようにするために必要なのが、メンタルの強さ(=心の強さ)です。

スポーツに限らず、結果を求められる状況にある人にとって、”メンタルの強さ”という要素は、のどから手が出るほど欲しい武器ですね。

※『ここぞ!』の場面でメンタルが強ければ、自分が望む結果が手に入る確立が高くなる

 

”根性論”は時代遅れ

 

では、このメンタルを強くするにはどのようにすれば良いのでしょうか。

おそらく、多くの日本人の想像するメンタル強化の方法は『鍛練法』です。

「結果を残すためにプレッシャーを全身で感じながら真剣な表情で頑張らなければならない」

「苦しい時こそ厳しく自分自身を追い込み、険しい表情で修行に耐える。」

ざっと、このようなイメージではないでしょうか。

厳しい練習に弱音を吐くことなく、理不尽な状況にも文句を言わず、嫌なことにも長時間耐える。

ザ・昭和の部活ですね。

しかし、この根性論は完全に時代遅れです。(時代は平成を通り越して令和ですよ!)

※『耐える』ことが、メンタル強化ではない

 

窮地に陥りプレッシャーがかかる状況の中、弱気な自分が心の中で出てきそうな時、『根性』だけではどうにかなるものではありません。

本当に必要なことは、逆境に立たされた状況の中でも、自分の心を正しい方向にコントロールすることです。

自分の心をコントロールすることができると、『ここぞ!』の場面でも最高のパフォーマンスを発揮することができます。

高いレベルに行けば行くほど、根性だけで解決できるような甘い世界ではないので、心のコントロールがとても大切です。



心と身体とリアルパフォーマンス

 

では、自分自身の心をコントロールするには、具体的に何が必要なのでしょうか。

みなさんが今すぐに実践できるポイントを1つお伝えします。

 

それは『笑顔』です。

先にも説明した通り「結果を残すためにプレッシャーを全身で感じながら真剣な表情で頑張らなければならない」というのは、非効率です。

なぜなら、しかめっ面でプレーした場合、胸鎖乳突筋が緊張状態になるからです。

※胸鎖乳突筋の図

この胸鎖乳突筋は鎖骨に付着しており、この筋肉が緊張状態になると動きに制限がかかり、主に肩や腕に力が入りっぱなしの状態になります。

力が入りっぱなしの状況では、自分の身体を思い通りに動かすことができず、自分が持っている最高のパフォーマンスを発揮することができません。

このような理由から、心の緊張状態が、身体パフォーマンスに悪影響を及ぼします。

「今日の○○選手は動きが硬いですね~」

というセリフを聞いたことがある方も多くいらっしゃると思います。

この状況こそ、まさに緊張から身体が硬直してしまし、リアルパフォーマンスにも悪影響を及ぼしている状況です。

 

苦しい状況の時こそ、笑顔でリラックス。

これが、大きなポイントの1つです。

笑顔によって心が落ち着き、身体の力みが抜けて呼吸も安定してきます。

この身体状況が、自分の持っているパフォーマンスを最大限発揮できる状態です。

 

とある実験の結果をご紹介します。

真剣な顔で走る100メートル走のタイムと、笑顔を意識して走る100メートル走のタイムを計る実験を13人に行いました。

その結果、笑顔で走ったタイムの方が、平均0.18秒縮まったそうです。

 

このように、笑顔を意識すること1つで、リアルパフォーマンスに変化が起きます。

心と身体は密接に繋がっているのです。

※いつも笑顔でプレーしていたロナウジーニョ(出典:ゲキサカ

 

”メンタル”の真の姿とは

 

ここまでメンタル(=心)について説明してきましたが、そもそもメンタルとは何か?ということを理解することが一番重要です。

”メンタルの真の姿”とは…?

そもそも、メンタル(=心)とは目に見えるものではありません。

身体の中にも『心』という内臓は存在しません。

形や姿があるものではない、メンタル(=心)の真の姿とは…

 

 

思考です!

メンタル(=心)とは、人間の思考そのもの。

 

更に言うと、

思考=脳

 

ということで、メンタルの真の姿は『脳』だったのです。

先に説明してきたメンタル強化の方法とは、本番で自分の持っている力を100%発揮するための、思考方法(考え方)です。

メンタルの強化=脳を上手く使いこなす技術

と言うことができます。

 

まとめ

 

今回の記事で説明したことを一文でまとめると、

『本番で自分の持っている力を100%発揮するための思考法』

です。

 

しかし、メンタルの強さが求められるのは、試合本番だけではありません。

普段のトレーニング(日常)から、自分の力を伸ばしていく能力(=思考法)も、メンタルの強さが求められると言えます。

 

違う種類の思考法になるので、その詳細はまた次回のブログ記事にて紹介します。

後編もお楽しみに!

 

大津一貴

About The Author

大津 一貴
夢を諦めて一般企業へ就職するも、22歳でがんを患い生き方を改める 。その後、脱サラして海外でプロサッカー選手に。モンゴル1部・FCウランバートル所属。1989年10月25日生まれ、北海道出身。

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