~Pray for Japan~ チャリティーマッチ

~Pray for Japan~ チャリティーマッチ

<西日本豪雨で被害に遭われた方々に心よりお見舞いを申し上げます>

西日本豪雨災害で被害に遭われた方々の為に

モンゴルの地方地域支援の為に

チャリティーマッチを行いました。

モンゴルリーグでプレーする日本人選抜として、モンゴル1部リーグのAthletic220FCとの試合。

結果は2-1で日本人選抜の勝利。

自分はキャプテンとして、フル出場させて頂きました。

このチャリティーマッチで集まったお金は、被害に遭った地域への寄付、また、モンゴルの地方地域へ寄付し、サッカーを通じて子供たちへ夢と笑顔を届けることが目的です。

自分がサッカーをすることで、被害に遭われた方々の為に、どれぐらい力になれたのかは正直分かりません。

ただ、自分に今できることは、参加して欲しいと声を掛けて頂いたチャリティーマッチに出場することでした。

チーム事情や個人のコンディション等、色々難しい部分もありましたが、自分が今できることをしっかりピッチの上で表現してきたつもりです。

そのことが、日本で災害に遭われた方々と、モンゴルの子供たちの為に少しでも力になれたのであれば幸いです。

 

この試合を通じて『人生』や『命』について、色々と感じたことがありました。

 

 

偶然にも、僕の癌が見つかったのがちょうど6年前。

【命の大切さ】というものを、恐怖心と共に身にしみて感じて【自分の人生】を120%本気で生きようと決めた日。

いつ終わるか分からない人生だけど

自分が死ぬ時に後悔せず「楽しくて満足だった!」と言える人生にしようと、心に決めた日です。

後悔せずにやることの1つが、諦めたはずだったプロサッカー選手になることでした。

癌が見つかった日から今日までを振り返ってみると、その日から大きく自分の人生が変わって、プロサッカー選手になることができたし、毎日小さなことにも幸せを感じれるようになったと思います。

ただ、叶えたい大きな夢もまだまだ沢山あって、もっともっと成長して、沢山の夢を全部叶える!というこれからの目標もあります。

 

でも、それができるのは、幸運にも自分の命があるから。

僕の場合は運良く腫瘍を早期発見することができたので、今も元気に過ごせています。

好きなサッカーでご飯を食べていくことができて、物凄く幸せを感じて生きています。

 

だけど、一本道が違っていれば、大津一貴のサッカー選手としての人生は無かった。

いつ終わるのか、誰も分からない自分の人生。

生きている限り、また病気になって命を落とすかもしれないし、今回のような自然災害で命を落としてしまう可能性も0ではありません。

将来のことを考えて、いろいろ備えたりすることも勿論めちゃくちゃ大切だけど

目の前にあることに(今を)全力で生きることが物凄く大切なんだと思う。

自分のような立場の人間が、今回の災害で亡くなられた方々、その家族や友人の方々にどのような言葉を掛けていいのか分かりません。

でも、いま生きている自分ができることは、命があることに感謝して、自分の人生を120%全力で生きることだと、改めて感じました。

そして、自分のことだけではなく、他人の気持ちになって行動できる人間でありたいと思いました。

 

About The Author

大津 一貴
夢を諦めて一般企業へ就職するも、22歳でがんを患い生き方を改める 。その後、脱サラして海外でプロサッカー選手に。モンゴル1部・FCウランバートル所属。1989年10月25日生まれ、北海道出身。

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