偉人は変人

偉人は変人

いよいよ今週末からリーグ戦が開幕。

 

 

 

 

『サッカーができることへの感謝の気持ち』

 

この気持ちが、ベースとなることを常に忘れないようにする。

 

 

・サッカーができることって当たり前ではない。

やりたくてもできない人が沢山居ることを考えると、自分がどれだけ恵まれていることか。とても幸せだということを、常に忘れてはならない。健康面、経済面、家庭環境、様々な理由があって、プレイできない人も居るのが事実。さらに、やりたくても所属チームが決まらなかったり、怪我だったりでプレイすることができいない選手が居ることも事実。所属チームがあって、開幕を迎えられることがどれだけ幸せなことか、今一度よく考えて、噛み締めて、全力で楽しもう。

 

・結果は自然とついてくる。

リーグが始まると、どうしても結果に目が向いてしまう。ただ、いま僕が居る場所は結果が求められる世界。ある程度しょうがない部分もある。だけど、常に自分が今やるべきことは?という質問を自分自身に問いかけて、行動する。例えば明日が開幕だとしたら…。結果にこだわるのではなく、やるべきことをたんたんと行おう。身体のケアは? スパイク等の道具は大丈夫? チームとしてやるべきことは? 自分の役割は? 睡眠をしっかりとる準備は万端? 食事は大丈夫? やるべきことが終わったら、あとはゆっくりリラックスも大事だよね? こう考えるだけでもやることが沢山ある。結果にこだわるんじゃなくて、結果にふさわしい自分で居ることを常に心がけよう。そうすれば勝手に結果はついてくる。

 

・何事も楽しむ気持ち。

この先の人生で、俺がタイでサッカーするのはどれくらいだろう…?もしかしたら最初の試合で怪我するかもしれないし、クビになるかもしれない。逆にめっちゃ活躍して10年くらいやるかもしれない。1年後に他国からビックオファーが来て移籍するかもしれない。結局、誰も未来のことなんて分からない。そんなことをいちいち気にしてたら時間がもったいない。目の前にある試合に向けて、全力で闘って、思いっきりタイでのサッカーライフを楽しもう。その方がどう考えても得だ。人生も一緒だな。いつ死ぬか分からないんだから、いま目の前にあること(楽しいことも、しんどいことも)に全力で立ち向かっていこう。

 

・自分くらいは、自分自身をとことん信じる

例えばプロサッカー選手になりたいという夢を持つ子供が居たとする。A君は今現在は下手だけど、なれる未来の自分を信じて真剣に毎日練習に取り組んでいる。一方B君は小さい頃から抜群の才能の持ち主。だけど、自分の才能にうぬぼれて全然練習をしない。10年後にプロサッカー選手になれるのはどっちだと思う?きっと答えはみんなA君になるはず。みんなが当たり前だと思っていることを、27歳になった今も疎かにせず日々成長できるか。どんなに無謀な夢や目標だって、自分自身がまずはできると信じなければ、叶うことはない。当たり前なんだけど、つい忘れがちになること。周りのことなんて気にしないで、どんどんできる自分を想像して、自分の可能性を自分でどんどん広げよう。

 

 

 

 

 

 

僕がサッカーをする上でとても大切だと思うこと。

開幕前で、シーズンが始まるとつい忘れがちになってしまいますが、どんな時でも忘れないようにするために、このタイミングで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、今の大津一貴から更に進化するために最近大切だなと感じていることをひとつ。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『自分の中にある既成概念を崩す』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕と同じ10月25日生まれの偉大な画家のピカソ。元々は世間で言う「上手い絵」を書いていた人。

でも、自分の中にある「こうしなければならない」「こうするのが当たり前」という思い込み【既成概念】をひとつひとつ崩していった結果、教科書に載っているような、キュビズム技法の絵を極めていった。既成概念を崩していったことにより、全然絵に興味が無い僕でも知っているような有名な画家に。正直、あの小学生みたいな絵の何が凄いのかは説明できないですけど…笑 良い意味での変人ですね。

 

 

 

 

でも、既成概念を崩すことって、普段の日常生活でも活用できるんじゃないかなと。

 

 

 

 

例えば水。日本では水道の蛇口をひねれば安全な水が飲める国。日本に生まれて日本に住んでいたら、こんなこと普通だからなんとも思わないですよね。そう、当たり前のことだから。

 

 

でも、その当たり前って本当に当たり前なの?って、自分の中にある既成概念を崩していくと…

 

 

調べてみたら、世界で水道水が飲める国って15カ国だけらしいです。

アジアに絞ってみると、日本とアラブ首長国連邦の2カ国のみ。

アジアには現在41の国と地域があって、アジア全体の人口は約44億6600万人です。

日本の人口を1億2700万人として、、、
アラブ首長国連邦の人口は約930万人。

日本とアラブ首長国連邦の人口を足すと1億3630万人。

その数字とアジア全体の人口を割ると、32.7659………という数字が出てきます。

アジアという括りで考えると、安全な水道水が飲める人は約33人に1人という計算。

例えるなら、学校のクラスで1人だけ水道水飲めるみたいな感じかな。

こうやって考えてみると、安全な水が飲めることって物凄く有難いことだっていう実感が湧いてきませんか?

自分の中の当たり前を、こうやって深く掘り下げて考えていくと、新たな発見や感謝の気持ちがより一層深まってきます。

 

 

 

 

 

そして、これってサッカーでも同じようなことが当てはまるんじゃないか?と思う訳です。

 

 

いま、僕はタイでプロサッカー選手です。

プロサッカー選手なので、当たり前ですが毎日練習があって、これからは毎週末試合があって、当たり前のように毎日ボールを蹴っています。

そう、プロサッカー選手という職業なのでなので当たり前ですね。

 

 

 

でも、その当たり前って本当に当たり前なの?って、自分の中にある既成概念を崩していくと…

 

 

 

ブログの冒頭に書いたようなことに色々と気づき…

『サッカーができることへの感謝の気持ち』

これが一番大切だという結論に至ります。

 

 

 

 

偉大な変人、ピカソの真似をしてみると色々と新たな発見がありそうです。

この様々な発見が、また僕を更に成長させてくれるのではないかと最近感じています。

 

 

偉大なサッカー選手だって、変人ですよね。

メッシは急にタトゥーだらけで金髪、ヒゲもじゃになるし、

C.ロナウドはユーロ2016の決勝で負傷退場したのに、監督の横で監督より指示を出してるし、

本田選手は腕時計2個付けてるし。

サッカー界でも、頂点に立つ人達ってやっぱり変人なんだろうと思います。

 

 

 

 

僕も、元癌患者で、脱サラして、海外でサッカー選手になるって結構変人だろ!って自分で思ってました。

 

でも、モンゴル、ニュージーランド、タイと三ヶ国でプレイしてみて感じたことは、、、

 

世界的に見たら俺なんてまだまだ変人の序の口だな。と思います。

 

今の自分よりもっと上に行く為には、もっともっと変人になる必要があるのかなと。

 

自分の中の既成概念を崩して、色々な発見をして、スポンジのように吸収して、成長していきたいなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

最近頭の中が少しごちゃごちゃしていたのですが、文章にすることで少しスッキリしました。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

サッカーができることに感謝の気持ちを持って、タイでのサッカーライフを楽しみたいと思います。

当たり前を疑いながら。

About The Author

大津 一貴
夢を諦めて一般企業へ就職するも、22歳でがんを患い生き方を改める 。その後、脱サラして海外でプロサッカー選手に。モンゴル1部・FCウランバートル所属。1989年10月25日生まれ、北海道出身。

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