海外で結果を残すサッカー選手の内面的(メンタル)特徴7つ

海外で結果を残すサッカー選手の内面的(メンタル)特徴7つ

こんにちは、大津です。

先日、僕は以下のようなツイートをしました。

ということで今回は、海外で結果を残すサッカー選手の内面的特徴(メンタル的特長)を深く考察していきます。

 

目次

素直な性格

サッカーに限らず、すべてのアスリートが活躍する上で絶対に必要な要素である『素直な性格』。

 

素直と言っても少しざっくりしているので、具体的にどんな人か挙げると…

・自分自身にも、他人にも嘘を付かない人

・アドバイスを聞き入れて、すぐに実行に移す人

・本音を言える人

etc…

 

これらの要素が、素直な性格に共通する人です。

自分自身に嘘を付かないので、妥協しない。他人にも、ダメだと思うことは指摘できる。逆に、良いと思ったことは褒めることもできる。監督や、コーチのアドバイスを受け入れられる。分からないことは、分からないと言える。

海外に出ると、日本とは違うことが沢山あります。

例えば「日本ではこうだから…」と言って、素直に監督の言うことが聞けない選手が居た場合、その選手1人のせいでチームがまとまらない可能性があります。(自分の意見を言うな、ということではありません)

そうなると、チームがバラバラになる可能性(=試合に勝てない)があるので、その1人の選手を変えることが手っ取り早いです。素直じゃない選手は試合に出れないので活躍できませんね。

海外に限らず、何事でも活躍したいのであれば、『素直な性格』はとても重要な要素です。

(スポーツに限らず、ビジネス等でも一緒だと思います)

 

カタコトでも現地の言葉を使う(溶け込もうとする姿勢)

言葉の問題は、海外に出る日本人が必ず壁にぶつかる要素です。なぜなら、日本語は日本でしか話されていないからです。仮に英語がペラペラだとしても、英語が公用語の国以外でプレーする際は、その国の言葉を話す必要があります。

その国の言語を完璧に話せることができるのが、もちろん100点満点です。しかし、他国の言語を100%取得するのは容易なことではありません。

ただ、コミュニケーションを取る目的であれば、20%の理解力でも十分可能です。

大切なことは、言葉が100%通じなくてもその国の人たちと溶け込もうとする姿勢です。

 

例えば…

日本のとあるJリーグチームに、80%の日本語理解力A選手と、20%の日本語理解力B選手という外国人選手がいたとします。

A選手は、言語が100%理解できないからと言って、普段からあまり話そうとしません。

B選手は、かなりカタコトですが、普段から積極的に話しかけてきます。

同じチームに同じタイミングで入団した二人ですが、どっちがチームに早く馴染めるかは言わなくても分かりますよね。逆の立場になって考えれば当たり前のことなのですが、実際に海外に出てみると、B選手のように振舞うのは勇気が必要です。

ですが、『海外で活躍するには?』という視点で考えてみると、B選手のように、完璧ではなくても積極的に現地の言葉でコミュニケーションを取るべきです。分かる単語、覚えた単語をどんどん積極的に使い、早くチームに馴染むことが、活躍する秘訣です。

 

相手を尊重しつつ、自分の意見を言える

自分の意見を言うことは、多くの日本人が苦手とされる部分です。それは、幼い頃からの教育や環境のせいもあるので、仕方ない部分もあると思います。

しかし、海外では日本のように空気を察してくれることは多くありません。黙っていては、何も始まらないので、積極的に自己主張しましょう。

特にサッカーの場合、自分のやりたいプレーを他人(チームメート)に理解してもらえなければ、少しずつズレが発生します。そのズレが、僅差の戦いの勝敗を分ける可能性が高いです。そのズレを埋めるためにも、自分の意見を相手に伝える術が必要です。

しかし、その際に頭ごなしに他人を否定してはいけません。自分の意見を言う際に、自分の意見だけを通そうとする人をよく見かけます。しかし、相手にも意見があるかもしれません。自分の意見が正しいかどうかは二の次で、まずは相手の意見も聞くことも大切です。

 

その上で、自分の意見も伝える。

「オレは〇〇と思うから、〇〇しろ!」と言われるより、

「あなたの意見は××なんだね。でも、私は〇〇だと思うんだけど、どうだろう!?」と言われたほうが、実は他人に意見が伝わりやすいです。(逆の立場になって考えてみましょう)

 

自己主張 と わがまま は違います。

他人へのリスペクトを開示しつつ、自分の意見を伝えることが重要なポイントです。

 

様々なことにチャレンジし続けられる

海外に出てプレーする際、大なり小なり失敗は必ず存在します。それは、オンザピッチだけではなく、オフザピッチも含めてです。日本とは環境が違うので、失敗の回数が多くなるのは、ある意味必然です。

その際に、失敗を恐れてチャレンジ(行動)の回数が減ると、成長のチャンスも減ります。なぜなら、失敗は成長のために必要材料だからです。

失敗を恐れてチャレンジの回数が減るよりも、失敗しても良いからどんどんチャレンジする回数を多くした方が、その選手が早く成長できます。海外で結果を残せるに相応しい選手になるのが早いです。

ピッチ内外含め、どんどんチャレンジし続けましょう。

 

失敗だけでなく、成功にも目を向けられる

先に説明した通り、チャレンジの回数が多くなると失敗が増えます。しかし、失敗面ばかりに目が向いていると、自分のモチベーションが保てません。

 

「オレは失敗ばかりでダメなんだ…」

「結果が出せない選手なんだ…」

「上手くできないことばかりでつまらない…」

 

いくらチャレンジを増やしても、このような選手は活躍できません。

小さなことでも良いので、積極的に自分の成功面にも目を向けるようにしましょう。

 

「失敗はしたけど、初めて現地のバスに乗ったぞ!」

「今日は結果が出なかったけど、積極的にシュートを打てるようになった!」

「上手くいかなかったけど、自分がチャレンジした証拠だ!」

 

小さなことでも良いので、成功した部分に目を向けることで、自分自身を肯定することができます。肯定することで、また次のチャレンジへ前向けてのモチベーションとなります。モチベーションが無いのに無理やりチャレンジすることは、逆に自分の心を疲労させてしまうことに繋がり、逆効果となってしまいます。

そうならない為にも、日頃から自分の小さな成功を見つけることが大切です。

 

感謝の気持ちを常に持っている

何事にも、常に感謝の気持ちを持っている選手は強いです。なぜなら、感謝の気持ちは『幸せ』や『喜び』に繋がっているからです。幸福度が高い状況に繋がります。

そして、幸福度が高いと、良い結果にも繋がります。

例えば、チームが試合に勝てない時期が続いていたとしましょう。「チームの結果が出ない。なぜなんだ。」という選手と、「チームの結果は出ていないけど、海外で好きなサッカーができることに感謝だな。」と思っている選手。

次の試合で結果を残しそうなのは、後者です。

前項目の『失敗だけでなく、成功にも目を向けられる』にも繋がりますが、幸福度が高いと、自然と良い部分にも目を向けられるようになります。それが、良い結果に繋がります。

海外では、より結果が求められる状況で、尚且つ様々な要因で視野が狭くなってしまう可能性があります。ですが、常に感謝の気持ちを持ち続けられることができれば、自分の気持ちがぶれる事も少なくなります。

感謝の気持ちを持ち続けられる人こそ、真のメンタルの強さを持っている人だと言えるでしょう。

 

ポジティブ

海外で生活すると、少なからずストレスは溜まるでしょう。生まれ育った日本とは違う環境なので、当たり前です。

ですが、その出来事にいちいちマイナスな感情を発してしまうと、精神状態が保てません。良い精神状態が保てないと、ピッチ上でも良いパフォーマンスが発揮できません。細かいことは気にせずに、いつも前向きな状態でいることが大切です。

その状態を、ポジティブと表現しました。ですが、ポジティブな状態にいられないほど、悔しい、きつい、辛い、苦しい…ことも起こると思います。

そんな時、無理やりポジティブになることは逆効果です。まずは、その自分の感情を受け入れて、がっつりネガティブに浸かっても良いと思います。その上で、自分のやるべきことを整理して、少しずつポジティブな状態に戻ってくる事ができれば100点です。

 

「常にポジティブではなくても全然OK。だけど、最終的にはポジティブな状況に戻ってこよう!」

 

というスタンスが保てれば良いと思います。

そのような意味での、ポジティブが海外生活では大切です。

 

まとめ

●海外で結果を残すサッカー選手の内面的特徴

☑️素直な性格

☑️カタコトでも現地の言葉を使う(溶け込もうとする姿勢)

☑️相手を尊重しつつ、自分の意見を言える

☑️様々なことにチャレンジし続けられる

☑️失敗だけでなく、成功にも目を向けられる

☑️感謝の気持ちを常に持っている

☑️ポジティブ

これらの内面的要素(メンタル)を意識することは、グラウンドの上でトレーニングするのと同じぐらい重要です。

海外で活躍したいサッカー選手はもちろん、様々なアスリートやビジネスマンにとっても大切な要素だと思うので、是非実践してみて下さい!

 

大津一貴

About The Author

大津 一貴
夢を諦めて一般企業へ就職するも、22歳でがんを患い生き方を改める 。その後、脱サラして海外でプロサッカー選手に。モンゴル1部・FCウランバートル所属。1989年10月25日生まれ、北海道出身。

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